4月。
俺の生まれた季節。
だから好きなのだ。
昔はね、なんか嫌だったよ。だって新学期の喧騒に紛れて自分の誕生日を気付いてもらえることも少なかったし、すぐ年取っちゃうから早生まれの同級生がなんか羨ましく感じてたりしてた。いわゆる無い物ねだりだべ。
とはいえ、最近は自分の年齢や年を取ることに執着や頓着が無くなってきたせいか、この季節を「素敵だね」って感じるようになってきた。
何が始まるでもないが何かが始まりそうなあてどない期待。何か新しいことを始めることで今までのドロドロとした自堕落が循環して浄化されてゆく錯覚。
土に還るまでにトントンにしてゆくイメージ。
この前ある番組で中学生たちと合唱をしたのだけど、本番を控え待機している生徒たちに向かって先生が
「待っている時が大事なんだぞ〜!」
と声を掛けていた。
ホントその通りだと思った。それで全てが決まるって思った。
ただボクらはそもそも何を待っているのだろう?
俺の浅はかさじゃ計り知れない。
だから
ただ淡々と…
ただ淡々に
ちみを愛す。
ロマンでもチックでもない。
4月。
俺の生まれた季節。
だから好きなのだ。
追伸:尚この回をもちまして、森山直太朗気まぐれブログ「おはよう!Tボーンステーキ焼けてるよ!」を終了とさせて頂こうと思います。つたないみのない文章に広い心でもってお付き合い頂いた皆々様、感謝の気持ちでいっぱいです。
甚だ一方通行ではございますが、また新たなステージで皆様とお会いすることを心より願いながら、音楽活動により一層精進して参りたいと思います。
それではまた次の季節にてお会いしまょう!アデュー♪